熱チュー!プロ野球2003 インプレ

Jリーグウイイレのほうがまったくの放置プレイになってしまうぐらいハマってます。
これは予想外だったなぁ。ウイイレは売っちゃうかぁ。
何がハマるって、主に投球システムじゃないでしょうか。
投げたい球種とコースを決めて、二種のゲージに合わせてボタン押すだけなんだけどね。
これがめちゃ細かい。同じ投手でも得意な球種かそうでないかで、
ビシっとコントロール良く決まるポイント、いわゆるスィートスポットの幅が違う。
これはどうなってるんだろうと思ってゲームのデータを見たら、びっくりした。
変化球の球種は19種類ぐらいあるし、それぞれにキレ、制球、変化の項目があって
細かく設定されてる。これがどういうことになるかっていうと、
阪神の井川のストレートは球速は出ないけど打ちづらいとか(球質が重い?)、
ウィリアムスのスライダーはキレキレな上に制球も良いので好調時はまず打てないとか、
そういう設定が可能になっているわけです。
これは敵方の選手も同じで、ヤクルト・五十嵐のストレートはとにかく速くて打てない、
中日・川上や巨人・上原のストレートは速くないのに速く見えて打てないなぁとか。
さらには、その投手の特徴として立ち上がりが悪いとか、マウンド度胸がないとか、
そういう特徴もインプットされてるのです。


翻って打者のシステムはどうか。
こちらのほうはストレート系・変化球系といった区分で、コースごとに
得手不得手がすでにデータ化されていますね。
変化球でこのコースに来ると、いくらジャストミートとしても本塁打にならないとか、
そういうことなんだろうなぁ。
あと特筆すべきステータスは打球の伸び方向と勝負強さぐらいかな?
伸び方向ってのは引っ張ったほうが打球が伸びるとか、そういうこと。
怖いぐらい完璧な投手データに比べると、打者のほうはやや適当な感じ。


ゲームバランスとしては、当然というべきか、酷いぐらいに投高打低です。
投球中に相手の不得手なコースがわかるのでそこに投げておけばまず打たれない。
まぁ、コントロール悪い投手とかは前出のゲージが合わせにくくなってるので、
必ずしもそこに投げられるわけじゃないんですけどね。
あと、ナムコさんはマジメすぎるんだよなぁ。
ゲームはしっかりしてるのに、「遊び」が足りない。
三宅さんの実況もめちゃ適当だし、選手の顔もお世辞にも似てるとは言いがたい。
選手のフォームやしぐさは時々ハッとするぐらい似てるのに、惜しい。


でもまぁ、俺的には合格点以上つけられるゲームでした。
楽天やセパ交流戦とかあって遅れてるんだろうけど、早く2005年度版出して欲しい。
今度は発売日に新品で買うよ。