大惨事

今日は朝から草野球でしかもダブルヘッダー
知人なのかよくわからない人の導きで高井戸のグラウンドで試合だったのだが、
……これ、マジでグラウンドなの?っていうぐらいひどいとこだった。
内野には凸凹がかなりある上に、ボールが隠れるほどの雑草が方々で生い茂ってる。
当然イレギュラーするし、足をとられそうになって転倒も多かった。
その上に梅雨明け直後の不快度指数マックスな天候も重なって何かが起こる予感。
2試合目に入ったところで案の定、フル出場だったショートが緩いゴロを捕ろうとして
転倒、その際に足がつってしまい途中退場。
俺は2試合目からの出場だったので気合十分だったんだけど、
イレギュラーにやられて打球をはじく、こぼす、暴投する(これは関係ないか)。
味方からも野次られる始末で、またもや開始直後からボンショリモード。
打つほうでは2打数1安打1三振と、こちらはまあまあ。
特に1安打は久々に打った感触のないぐらいの真芯を食った二塁打で少し溜飲を下げる。
チーム内では第2の石井義人*1との声が日増しに高まってくるような状況で……。


まぁそんなことは今日に限ってはどうでも良いわけで。事件はその直後に発生。
うちのエースまで暑さにバテてしまい、俺の親友でもあるチームメイトが
4回からリリーフでスクランブル登板してたのです。
登板した回をなんとか乗り切り、次の回。コントロールが定まらず四苦八苦してたのだが、
次の球を投げようとしたその瞬間。投げ損なってマウンドのすぐ横に球がポトリ。
思わず敵味方からどっと笑い声が上がったのだが、近くで守っていた俺は聞いてしまった。
彼の腕から発せられた"バキッ"という乾いた音を。


見る見るうちに真っ青になり、マウンド上でうずくまる彼。
すぐさま駆け寄ると、右肘がありえない方向に曲がってぶらんとした状況。
あっという間にできた人垣のなかから、誰かが「119番!救急車!」叫び、
俺が震える手で携帯から119番コール。一気に騒然となるグラウンド。


そこからサイレン鳴らした救急車が来るのが本当に、本当に遅く感じられた。
生涯初めて乗り込む救急車。休日ということもあってなかなか引き受け先が見つからない。
ようやくたどりついた整形外科でまずはレントゲン撮影。
撮る前は、状況を聞いた先生も「もしかしたら、筋断裂とかやっちゃってるかもねぇ」
なんて困り顔だったのだが、レントゲン写真を見て表情が一変。
「お、おいキミ、見てごらんよ」と差し出された写真を覗き込むと……
……上腕と肘をつないでる一番大きな骨が派手に折れてる……orz
うあああaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaせdfgyふじこlp;
ここでは治療できないということになり、さらに総合病院に転送。
そこで応急処置と投薬をしてもらい、自宅まで送っていって気づいたら夕方。


いやぁ……今思い出してもゾッとする体験だった……orz
彼はフリーのカメラマンをやっていて、何の保障もない(保険には入ってるけど)。
治るのにいったいどれぐらいかかるんだろうか。
そして笑顔でボールを握る日はいつ来るんだろうか。ていうか来るのか?
彼と別れて帰宅する車中、ものすごい鬱になってしまった。
彼は今32歳。俺はもうすぐ31。
いつまでも若いつもりでいてももう十分年老い始めてるんだね。




そんなトラブルに加えて、この前(id:naritaro:20050308)取り替えてもらった携帯が、
119番ショックによってなのか、突如として同じ症状を発症。通話がまったくできなくなった。
こんな忙しいときに、近隣で不安顔して連絡待ってるメンバーに電話しなきゃいけないのに。
とりあえず何の役にも立たない糞携帯を思いっきり病院の床に叩きつけ、
移動しながら待ち時間に公衆電話を探しながら一生懸命連絡。
ひと段落して帰るついでにドコモショップに寄って2回目の交換をしてもらった。
っていうかさ、こういう時だから怒ってるとかじゃないけど、
パナソニックはホントまともな携帯作れないんだね。迷惑だから作るのやめてくれよ。
そんなこんなで行く気満々だった味スタにはもちろん行けず、自宅で体育座り状態。
で……4-0で完勝ですかそうですか。おめでとうございますorz
さすがに今日の勝利は素直に楽しめないや。

*1:西武ライオンズ内野手。現在リーグトップの打率.345を誇りながら守備が相当なお粗末っぷりでレギュラーに定着できず。一応2塁手ってことまで俺とかぶりまくり。