NOT TO BE

隅っこにいた時からずっと気にはなっていた。
喋り出したら止まらなくなった。
ものっすごいヒドイこと言ってるのに、笑顔なのね。
これはツボかもなぁなんてぼんやり思いながら。
反対側に取引先の偉いヒトがいたのよ。
挨拶するのも忘れてて、あとで上司にめちゃ怒られたっけ。


帰り、家が近くて一緒にタクシーで帰った。
車の中でもいろいろ話した。どうでもいい話。
どうでもいい話の中に重要なセリフが混ざってた。
「あたし、嫌なヒトは嫌っていうから。○○クンのことは嫌じゃないよ。
話しててすごく楽しいよ。それはホント」


休日出勤したら、上司と仲の良い同僚(♀)が待ってて。
「ね、オクリオオカミした?メアド聞いた?」
オクリオオカミってあなた…。メアドは聞きましたよ。
そしたらなぜか拍手された。


いや、でも、そんなマジな感じでもないんですよ。正直。
どうなんだろう。続けてみようか…?
とりあえず明日またメールするかぁ。
メールの返事はそっけなくて、それがまた俺を悩ませる。