『relax』2004.3 No.85

篠山紀信特集。
『オレレ・オララ』とか、さらっと眺めたことはあったものの、
あんまり目を向けてなかった写真集の紹介もあって、勉強になった。
篠山さんのインタビューで、"今は夕日の時代だけど、僕はあくまでも
朝日の時代の写真家でありたい"っていうのは、すごくよくわかる。
俺が好きな佐内正史さんとかホンマタカシさんとか、なんかね、
写真見てると綺麗で気持ちいいんだよね。
夕日の時代の写真家の写真は
気持ち良くて、そのまま死ねそうな気分になる。
退廃的な快楽っていうか。
たとえば根本好伸さんの外ロケの写真とかも
綺麗だと思うんだけど、なんかヘビーすぎるんだよね。
グラビアとしては成立しているんだけど、
写真集だとカロリーが高すぎるっていうか。
なんかね、やっぱり生きるために、
死ぬ欲求っていうのがついてまわるんだろうな。